ラグビーW杯対策!王者・神戸製鋼コベルコスティーラーズ徹底解説

日本国内のラグビートップリーグ2018シーズンの王者である神戸製鋼コベルコスティーラーズ。
彼らの強さ、その魅力について詳しく解説していきます。

神戸製鋼コベルコスティーラーズってどんなチーム?

神戸製鋼コベルコスティーラーズ(以下、神戸製鋼)は株式会社神戸製鋼所を母体とするジャパンラグビートップリーグに所属しているラグビーチームです。

本拠地を兵庫県神戸に構え、2018シーズンでは見事トップリーグ王者の座を獲得した強豪チームです。
古豪と呼ばれる歴史のあるチームで、日本代表も数多く在籍することから幅広い年齢層のファンから人気のあるチームです。

強豪ではあるものの、優勝争いには加わることのできなかった神戸製鋼がなぜ強くなったのか?
本記事ではその秘密を徹底解説していきます!

強さの原動力

神戸製鋼コベルコスティーラーズ(以下、神戸製鋼)は2017年度のトップリーグシーズンでの最終順位は5位でした。
そこからわずか1年でパナソニック、サントリーなどの並み居る強豪に打ち勝ち、王者の栄冠を手にしました。
その強さの秘密について考察していきます。

神戸製鋼はスタッフ陣、プレーヤーを一新しての新体制で2018シーズンに臨みました。
NZ代表をW杯連覇に導いたウェイン・スミス氏の総監督就任と世界最高のSOの名声をほしいままにする伝説的プレーヤー、ダン・カーターの加入が本気度を物語っていますね…

他にもサントリーサンゴリアスからSHの日和佐篤、コカ・コーラレッドスパークスからHOの有田隆平、パナソニックワイルドナイツからWTB/FBの児玉健太郎など国内の日本代表クラスの選手が多数加入しました。
スーパーラグビーからもリチャード・バックマンやヘイデン・パーカーなどワールドクラスの選手が加入したことで、トップリーグでも有数のタレント軍団となりました。

元から日本代表のFB山中選手やオーストラリア代表アダム・アシュリークーパーなどの強力な選手が多くいるチームなだけに、2018年の補強はラグビー界に衝撃を与えました。

これらの要因がうまくかみ合い、2018シーズンでの神戸製鋼はまさに圧倒的な強さを誇ります。
日本選手権決勝戦での相手は強豪サントリーサンゴリアス。
しかしながら結果は55-5で神戸製鋼の勝利と王者の貫録を見せつけました。

国内最高峰の才能と能力を持った選手たちと、ウェイン・スミス総監督の緻密な戦術によって神戸製鋼は昨シーズンを大きく上回る成長を遂げたのです。

神戸製鋼の戦術

神戸製鋼の今シーズンの戦術のカギはNZ仕込みの「ポッドアタック」でした。
グラウンドを縦に4分割し、その中にFWの選手を1-3-3-1で配置することでシェイプを作るというアタックの形です。

それぞれの選手の働く位置が決まっていて、その中でアタックごとに役割が決まっているというアタックです。
日本代表や他のトップリーグチームにも採用されていることからメジャーなアタックではありますが、神戸製鋼はその中にNZ流のエッセンスを入れてきました。

それは「ショートパス」です。

昨年度の神戸製鋼も実はポッドアタックを採用していたのですが、今季ほどの攻撃力はありませんでした。
実はこのポッドアタックには「的を絞りやすい」という弱点があるのです。

FWのプレーヤーがシステマチックに配置されていることが、ディフェンス側からすれば誰がボールキャリアになるかわかりやすいという欠点にもなるのですね。

しかし、今季の神戸製鋼は違いました。
配置されたポッドの中でFWがショートパスを駆使し、的を絞らせないようなアタックを展開しました。
更にはFWが形成するアタックラインの裏でダン・カーター率いるBKラインが常に防御網の穴を探し続け、FWに的を絞るディフェンスの虚を突いたアタックを展開しました。

FWを狙えばずらされ、BKにも気を配ると強く大きなFWにゲインされてしまう…
ディフェンス側からすると、とても難しいようなアタックを神戸製鋼は完成させました。

現に、日本選手権決勝戦のvsサントリー戦ではアタッキングラグビーを標榜するサントリー相手にアタックさせず、常にアグレッシブな攻撃を見せつけて大量得点で勝利しました。

今季の神戸製鋼の強さは戦術面からも裏付けされているものなのです!

神戸製鋼コベルコスティーラーズの注目選手

さて、ここまで神戸製鋼の強さを豊富なタレント軍団と緻密な戦略面から解説してきました。
本項ではその強さを後押しする注目選手をピックアップしていきます!

【ラグビー界の至宝】 ダン・カーター選手

今季の神戸製鋼を語る上で外せないのがダン・カーター選手です。

最強軍団NZ代表キャップ数112を誇り、国同士の真剣勝負であるテストマッチでの通算得点は歴代1位の1598得点と圧倒的。
世界最優秀選手の栄光も3度受賞しており、名実ともに世界最高のSOと言えるでしょう。

代表からは引退し、今シーズンは神戸製鋼でプレーしましたが輝きは衰えずチームの優勝に貢献。
彼の一番の特徴は「ミスをしない」ことであり、それを80分間続けられることです。

全てのプレーにおいて正しい動きをすることで自分自身だけでなく他のプレーヤーの能力を引き出すこともできるのです!

甘いマスクでも注目を集めるダン・カーター選手。
2019年のW杯に向けて日本ラグビー界の人気を後押しする存在になってくれそうです!

【Mr Versatile】 アダム・アシュリークーパー選手

世界に誇る万能BKとしてオーストラリアが誇るのがアダム・アシュリークーパー選手です。

豪代表キャップ数116を誇り、神戸製鋼には2017シーズンから加入しました。
加入当時からスキルの高さや万能性でチームに貢献し、2シーズン通して神戸製鋼のBKに欠かせない存在となりました。

BKであればすべてのポジションでプレーできるという特異性からついたあだ名は万能を意味する「Mr Versatile」。
対して普段の呼び名は「クーピー」とかわいいところもありますね。笑
トップリーグでの活躍が評価され、34歳とベテランながら再び豪代表スコッドにも召集されました。

W杯での活躍も期待されるクーピーに注目です!

ラグビー知恵袋
フォローする
ラグビーが好きになるブログ