スーパーラグビー2019、「サンウルブズVSレッズ」戦評!

2019ラグビーワールドカップ開幕を9月に控えた、ワールドカップイヤーのスーパーラグビー2019。
サンウルブズは、アウェーの地、ニュージーランド2連戦を1勝1敗で乗り越え、第5節、ホーム秩父宮でレッズ(オーストラリア)戦を迎えました。
ホーム秩父宮での今シーズン初勝利はなったのでしょうか!?

サンウルブズVSレッズ、戦評

【前半】

ニュージーランド、クライストチャーチで起こった、銃乱射事件犠牲者への黙祷が行われた後、ゲームが行われました。
サンウルブズは、フランカーにベン・ガンター選手を起用。
控えメンバーに、アマナキ・レレイ・マフィ選手が入るなど、日本代表としてワールドカップでの活躍が期待される選手が、ゲームに出場しました。
13分、センター、マイケル・リトル選手が持ち前の力強いランで、レッズのディフェンスラインを突破。
フランカー、ダン・プライア―選手、スクラムハーフ、ジェイミー・ブース選手へとパスが繋がり、先制のトライを奪います(7-0)。
しかし、18分、レッズのラインアウトモールを止められず、トライを許します(7-5)。
23分、サンウルブズはボールをワイドに展開し、タッチライン際の1番外にポジションしていた、NO.8、ラボーニ・ウォーレンボスアヤコ選手がトライ、リードを広げます(14-5)。
ラボーニ・ウォーレンボスアヤコ選手が、バックスラインの1番外に位置しアタックする形が、サンウルブズのトライパターンの1つになっています。
36分、サンウルブズに追加点が入ります。
タッチライン際でテクニカルなパスワークを魅せ、ダン・プライア―選手がトライ。
前半を21-5と、サンウルブズがリードして折り返します。

【後半】

45分、フランカー、ベン・ガンター選手に代わり、アマナキ・レレイ・マフィ選手が入ります。
スタンドからは、大きな歓声が上がります。
後半開始から、レッズが連続したアタックで反撃に出ますが、サンウルブズも粘り強いディフェンスでトライを許しません。
しかし、サンウルブズにペナルティーやミスが目立ちだします。
58分、レッズは、密集地帯の近場を攻め、途中出場のフッカー、ブランドン・パエンガ・アモサ選手がトライ(21-12)。
サンウルブズは、スクラムでペナルティーを犯し、自陣深くまで攻め込まれ、ラインアウトモールを止められず、失点を許すという、悪い流れになってしまっています。
さらに、レッズは、キックオフのボールを継続して繋ぎ、61分、途中出場のプロップ、ハリー・フーパー選手がトライ、点差を詰めます(21-19)。
レッズは、途中出場のフレッシュな選手が躍動し、アタックにリズムが生まれています。
サンウルブズはディフェンスの規律が乱れており、レッズのアタックをペナルティーなしで止めずにいます。
65分、ブランドン・バエンガ・アモサ選手のトライで、ついにレッズが逆転します(21-26)。
68分に、サンウルブズは、レッズのミスから得たチャンスで、途中出場のスクラムハーフ、内田啓介選手がトライ、ゴールキックも決まり再度リードを奪います(28-26)。
71分にも、スタンドオフ、ヘイデン・パーカー選手のペナルティーゴールで3点追加し、リードを広げます(31-26)。
どんなにチームが劣勢な状況であっても、ヘイデン・パーカー選手のプレースキックの精度の高さは変わりません。
残り10分弱、チームとして勝ちきる力が求められる状況でしたが、74分、自陣深いエリアで、内田啓介選手のキックがチャージされ、レッズに同点のトライを許してしまいます(31-31)。
そして、79分、今シーズン初勝利に向け、勢いの増したレッズのアタックに、サンウルブズはペナルティーを犯してしまい、ペナルティーゴールを決められ(31-34)、ノーサイドとなりました。
レッズは、スーパーラグビー2019初勝利を飾りました。
サンウルブズは、第2節のワラターズ(オーストラリア)戦に続き、ホーム秩父宮での惜敗となりましたが、ワラターズ戦のような今後の戦いに期待を抱かせる敗戦ではなく、今後の戦いに不安を残す敗戦となってしまいました。

サンウルブズVSレッズ、ハイライト動画

Sunwolves v Reds | Super Rugby 2019 Rd 5 Highlights

サンウルブズVSレッズ、サンウルブズの敗因

①勝ちきる力が足りなかった

前半をリード(21-5)して折り返し、後半、スクラム、ラインアウトで劣勢になり、レッズの反撃を許しましたが、残り10分の時点で、再度リード(31-26)を奪ったサンウルブズ。
ホーム秩父宮でのゲームであり、対戦相手は、今シーズン未勝利のレッズ。
本来なら勝利をおさめなければならないゲームでした。
サンウルブズにチームとして、勝ちきる力が足りなかったように感じました。

②スクラム、ラインアウトモールのディフェンスで苦戦

開幕節のシャークス(南アフリカ)戦、スクラムで圧倒され、ラインアウトモールを止められず、大敗したサンウルブズですが、2節目以降、右プロップに山下裕史選手を起用し、スクラムは安定し、ラインアウトモールのディフェンスも改善されていました。
しかし、レッズ戦では、スクラムでペナルティーを多く犯してしまい、ラインアウトモールでもペナルティーなしで止めることができませんでした。
ゲームごとにメンバーが入れ替わる中、セットプレーの安定なしでは、勝利への道のりは険しくなってしまいます。

③チームをまとめるリーダーシップの不足

サンウルブズは、善戦した第2節のワラターズ戦、初勝利を飾った第3節チーフス戦(ニュージーランド)と、チームとして勢いのある時は、まとまりのあるチームのように感じますが、チームが劣勢になった時に、1つにまとまる力が不足しているように感じます。
レッズ戦の後半、レッズの猛攻に耐える状況でこそ、チームをまとめるリーダーシップを発揮してくれる選手が、サンウルブズには必要だと感じます。

サンウルブズの今後の戦い

ホーム秩父宮で、今後に不安の残る敗戦を喫したサンウルブズですが、第6節は、セカンドホーム、シンガポールに、3年連続スーパーラグビー準優勝のライオンズを迎えます。
南アフリカの強豪相手に、もう1度、挑戦者の気持ちで、果敢に立ち向かっていくサンウルブズの戦いに期待したいと思います。
スーパーラグビー2019もこれから中盤戦に突入していきます。
ここから勝利を積み重ねて、目標のプレーオフ出場を実現させてもらいたいです。

サンウルブズVSライオンズ、放送予定

スーパーラグビー2019 第6節
サンウルブズ(日本)VSライオンズ(南アフリカ) シンガポール
2019年3月23日(土) 19:55キックオフ(日本時間)

放送予定

Jsports4 3/23(土) 19:40 ~ 22:15
BS日テレ 3/23(土) 19:54 ~ 21:55

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