ラグビーワールドカップ2019日本大会まで残り半年を切りました。
ラグビーファンはワクワクしている事でしょう!
ラグビーって?という方はしっかりとお勉強していきましょう!笑。
ラグビーワールドカップの世界ランキングについて
さて今回は、ラグビーワールドカップ2019日本大会の出場国の中から、世界ランキング5位までの代表チームを紹介していきます。
ラグビーの世界ランキング選出は、代表国の強さを示す為にワールドラグビー(ラグビーの国際統括団体)が発表する「世界ランキング」というのがあり(サッカーでいうところのFIFAランキングでしょうか)、テストマッチの試合結果をもとにポイント化をしてランキンを発表しています。
また、ラグビーの場合は世界ランキングとは別に、ティア(tier)と呼ばれる「階級」が存在しています。
あまり聞きなれない言葉ですがラグビーをかじった人なら聞いた事があるでしょう。
ワールドカップ会場で、『ティア1のチームに、日本代表が勝つには相当大変だな』
とでも発言すれば、周りの人は、お~~、ラグビー知っているな!となるかもしれませんよ。笑
強豪国で構成される「ティア1」と、中堅国の「ティア2(日本代表はここ)」、ラグビー発展途上国の「ティア3」に分けられています。
ティア1、ティア2といった区分けにはルールがなく、国の強さや伝統、格式により決定しているとも言われています。
それではランキングベスト5を紹介していきましょう。(2019年3月現在)
ラグビー世界ランキング1位
ニュージーランド代表【オールブラックス】(ポイント:93.58)
いわずと知れたオールブラックス。
ラグビーを知らない方でも名前くらいは聞いたことあるのではないでしょうか?
隙の無いチームで2009年11月から世界ランキング1位を死守しており、世界最強の名を欲しいままにしているチームです。
また今までの戦績でも、ラグビーワールドカップ3回(史上最多)、ザ・ラグビーチャンピオンシップ16回(史上最多)ラグビーワールドカップセブンズ3回(史上最多)ワールドラグビーU20選手権6回(史上最多)等紹介しきれない程の優勝経験があり、テストマッチで全ての対戦国に勝ち越している唯一のチームで125年の歴史で4分の3以上、勝利を収めている常勝軍団であります。
あらゆるスポーツの団体競技で、ここまでの勝率を有したチームは他に絶対いないでしょうし、強すぎると言っても過言ではないかと思います。
チームの特徴としては、「王者」そのものです。
選手層の厚さも世界一、リザーブメンバーも他国では即スタメンレベルの選手がゴロゴロしており、選手多くが複数のポジションをこなせたりするので、世界最強と称される所以です。
注目有名選手は、「ボーデン・バレット選手」
彼は、現在日本のグラブチーム・神戸製鋼コベルコスティーラーズで活躍しているオールブラックスのレジェンド「ダン・カーター」が、ラグビーワールドカップ2015年大会で連続優勝して代表を引退したあとあと、不動のスタンドオフとして君臨している選手です。
なんと2016年、2017年と2年連続でプレイヤーオブザイヤー(世界最高選手)を受賞している選手です。
また弟のスコット、ジョーディもともにオールブラックスに選ばれており、バレット兄弟として知られています。
兄弟でオールブラックスに選出され同時に試合に出るなど漫画でも見たことない夢のような状況です。
ラグビーワールドカップ2019日本大会で、本気のオールブラックスが見られるなんて夢のようです。
ラグビー世界ランキング2位
アイルランド代表(ポイント:90.12)
ワールドカップ2019日本大会では日本と同組のA組。
2016年のテストマッチでは、ニュージーランド代表「オールブラックス」を撃破し、2017年は同年シックスネーションズで優勝した、イングランド代表も撃破する超強豪国です。
2018年は、シックスネーションズ全勝優勝、オーストラリア代表と敵地(アウェー)での対戦にも関わらず勝ち越すなど、近年のアイルランドは間違いなくレベルアップしたチームに違いはありません。
チームの特徴としては、「アイリッシュスピリッツ」といわれる、どんな対戦相手にも臆せずに立ち向かっていく精神。一言でいえば、『泥臭いラグビー』を2013年4月から監督に就任したジョー・シュミット氏が厳しいトレーニング方法で、過去のスタイルと決別させたように思える。
強化方法としては対戦相手を細かく分析し、対戦相手によってサインプレーを落とし込む。
そして、常に選手達とコミュニケーションを行い、最高のパフォーマンスを発揮出来るように調整している。
また、クラブチームでの出場時間に制限をかけ代表に専念させるという徹底ぶり。
まさに国を挙げての代表強化、強くなければアイルランド人は怒り奮闘か?
注目有名選手は、「ジョナサン・セクストン選手」
189cmのすらりとした体からパス、ラン、キック・判断力に長けたスタンドオフで欧州最高とも呼び声高い選手です。
なんとこの選手!45mの距離からドロップキックでゴールを決ることができ、しかもそれが試合終了間際の逆転ゴールですから驚愕なシーンの一つに挙げられます。
アイルランドは過去のワールドカップでベスト8が最高順位。その壁をぶち破ることができるのか?
ラグビー世界ランキング3位
ウェールズ代表【レッドドラゴンズ】(ポイント:80.67)
真っ赤なユニフォームと国旗に描かれている伝説の龍もとに「赤い悪魔」と恐れられるチームです。
ここ最近は、この強豪国に対してラグビー日本代表チームは非常に相性がいい。
2013年には、今までの対戦で一度も勝利したことなかったラグビー日本代表チームが、シックスネーションズ杯で優勝した時のメンバーを招集したウェールズ代表チームに対して、23-8で勝利して世界のラグビーファンに激震が走りました。
また、2016年のウェールズホームでの試合に挑んだラグビー日本代表チームは、試合終了10秒前まで同点という好ゲームを演じた(最終スコアは、33-30で敗戦)。
近年の日本代表と相性がいい?(ウェールズファン激怒されるかも笑)チームです。
2018年のシックスネーションズではアイルランドに続き2位。
強靭なフォワードとボールを動かしながら相手のスペースを突く、展開ラグビーが魅力のチームです。
注目有名選手は、「リー・ハーフペニー選手」
178㎝とワールドクラスでは小柄ですが、フルバックとして感抜群のフィールディングでハイボールも得意とするし、世界屈指のプレースキッカーとして知られる。
前回のワールドカップでは、ウォーミングアップ中にケガをしてしまい残念ながら出場できずに終わった。
日本大会で前回の悔しさを晴らすことができるのか?
ラグビー世界ランキング4位
イングランド代表【レッドドローズ】(ポイント:85.54)
赤いバラ、白のユニフォームで知られ、ラグビー発祥の地イングランド。
前回大会は、自国開催にも関わらず、初の予選敗退という不名誉な結果で終わり、今大会汚名を晴らすために巻き返しを図っている。
2016年からは、前日本代表ヘッドコーチのエディ・ジョーンズ(イングランドでは初の外国人ヘッドコーチ)を迎え、就任から2017年まで6カ国対抗を2連覇達成し、強豪国としては史上最多タイとなるテストマッチ18連勝も果たし前回大会より改革に成功したチームでもあるでしょう。
エディ・ジョーンズヘッドコーチに代わってから、フィットネスのレベルが上がりディフェンス能力が抜群に上がったように見受けられます。
エディ就任前も、個々の能力はもちろん素晴しかったが、エッセンスを注入することにより才能が開花しより強力なチームとなっていきました。
その結果、2018年11月に行われたオールブラックスとの試合は15-16で負けはしましたが、絶対王者をあと一歩まで追い詰めました。
注目有名選手は、「ディラン・ハートリー選手」
彼は185cm、106kgの大柄なフッカーで、セットプレーがうまく力強い突破でチームのチャンスを引き出します。また一方で、”悪童”としても有名で、相手にかみついたり、叩いたり、頭突きや暴言など悪行のオンパレードで、キャプテンに任命されたとき、イングランドの中では驚きを隠せなかった人も多いそうです。
そんなキャプテンとヘッドコーチが率いるイングランドに目が離せない!?
ラグビー世界ランキング5位
南アフリカ共和国代表【スプリングボクス】(ポイント:83.94)
この名を聞いてピン!とした人はラグビーにきっと興味がある人でしょう。
そうです!何を隠そう前回のラグビーワールドカップ2015大会で、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と報じられ、ラグビー日本代表が死闘の末、倒したチームです。
過去にスプリングボクスは、アパルトヘイトの象徴とされ白人に人気がある競技と言う印象から、黒人には不人気であり、ラグビーよりもサッカーの方が人気といわれていました。
しかし過去のラグビーワールドカップの順位だけ見ても、優勝2回・第3位、2回・ベスト8、2回と強豪国に名に恥じぬ強さを持ったチームでもあります。
2018年のスプリングボクスにとって、ラグビーチャンオンシップ2018大会で、ホームのオールブラックスを2009年以来およそ10年ぶりに撃破し、オールブラックスに実に3年ぶりの黒星をつけた。
また、対オールブラックス戦も2015年から続いていた連敗も、6でストップする事が出来た。
チームの特徴としては、大柄で器用な選手も多くフィジカルバトルを仕掛けてくると太刀打ちできるチームはあまり多くありません。
注目有名選手は、「シヤ・コリシ選手」
代表初の黒人のキャプテンとなった人物。
南アフリカらしい激しいコンタクトと性格なパスで突破をする。
またリーダーシップもあり2017年の南アフリカの選手が選ぶ最優秀選手賞に選ばれた。
今の勢いを持続し、再びオールブラックスを倒すことができれば3大会ぶりの優勝も見えてくるか?